俺の遺言〜大空篇〜

特別遺言方式

特別遺言方式

特別遺言方式について、例えば緊急時など通常の遺言方式ではまともに遺言を残せないときや遺言を書く時間すらないと言う時を考慮し、民法で定められた特別な方式があるのです。

一般危急者の遺言

一般危急者の遺言とは、突然の病気やけがなどで突然遺言者が危篤状態に陥ったときには、その内容を証言する証人が3人以上の立会いのもとするならば、遺言者が口述で遺言を残すことができます、近年ではボイスレコーダーも使われているらしいのですが今や音声や音質を調整できるソフトウェアが問題となっていて録音形式はあまり信用性が低いですね。
この証人についての条件は公正証書遺言のときと同じですのでそちらも参考にどうぞ。
まず最後の言葉を遺す遺言者は証人のうち誰か一人に遺言内容を口授します。
その口授を受けた証人はそれをすぐさま筆記し、書面に不備が無いかを遺言者と他の証人に読んで聞かせます。
遺言者と他の証人が筆記内容を確認し、署名押印します。
こうして作製された遺言は、遺言の日から期限が20日以内に、立ち会った証人か利害関係人によってすぐさま家庭裁判所に請求し、内容の確認をとらなければなりません。
家庭裁判所では遺言が本当に遺言者の意思に基づいているかどうかを確認します。
確認されてからはじめて、この遺言の法的効力は発揮されます。

難船危急時の遺言

船の仕事には多くの危険が伴います、船舶で遭難にあい、死亡の危機が迫っているとき認められる遺言方式となります。
一刻を争う緊急事態でもあるので、その内容は一般危急者の遺言を簡略したものになっています。
遺言者は証人2人以上の立会いのもとで、遺言内容を口述します。
遺言を聞き届けた証人はその趣旨を逐一筆記し、最後に署名押印します。
証人によって書かれた遺言はすぐさま家庭裁判所に請求して内容を確認してもらわなければなりません。
この場合、家庭裁判所への請求期限は決まっていませんが速いことをオススメします。
遭難した遺言者が遠洋で遭難することもあるからです。
ただし、提出条件のようなものに「延滞なく」とありますから、証人が救助されるなど家庭裁判所に向かえるようなら、速やかに請求することが望ましいです。
奇跡的に 遺言者が運良く救助され、普通方式の遺言書を書けるようになった場合、半年を過ぎるとこの遺言の法的効力はなくなってしまいます。

一般隔絶者の遺言

一般隔絶者の遺言について、もしも伝染病の蔓延で交通手段を遮断され、または隔離されてしまったときに残す特別な遺言方式です。
本人に必ずしも死期が迫っているわけでなく、自力で自筆証書遺言を書き残すことができるなら、絶対に自分で書くという方がいいのですが、病気や事故などで体力が落ちていたり、病気の感染を防ぐために交通を遮断されていることで、公正証書遺言の方式を使えないというときに有効とされるのです。
もしその様な状況下に置かれた場合に遺言者は警察官1人と証人1人以上の立会いのもとに、口頭や文章で遺言を残すことができます。
ここで証人は公正証書遺言方式と同じ規定になるのですが、この場合は本人の身体状況を把握している専属医師や看護士に頼むのが無難とおもいます。
ここで遺される遺言は遺言者、警察官、証人それぞれの各署名押印が必要となりますので必ず忘れずに。
そのケースを回避して、遺言者が病気を回復し、普通方式の遺言が書けるようになって6ヶ月以上生きていた場合、ここでの先の遺言の効力はなくなります。
また、突然の地震や洪水などで交通手段が遮断されているときや、刑務所に入っているときにもこの方式に準じた遺言が認められています。

船舶隔絶時の遺言

テレビアニメの『宇宙戦艦ヤ○ト』の時にも同じ方式で沖○艦長が遺言を残していたことを思い出します。
長い長い航海によって、長く帰ることができないときに認められている特別な遺言方式です。
最後の言葉を遺す遺言者は船長かもしくは事務員1人と証人2人以上の立会いのもとで遺言を残すことができるのです。
書き残す最後の遺言書には遺言者、船長または事務員、証人の各署名押印が必要となります、これは法的効力を出す為の絶対条件と言うわけです。
この場合も前の記述と同じように普通方式の遺言を作成可能になってから6ヶ月を過ぎると法的効力を失ってしまいます。
またその遺言者が外国に滞在していてそこで病気や事故で日本に帰ってこられないときは、その出向いた国にある日本領事館の駐在員に公証人の代行を依頼することができるのです。
そして遺言者は、公証人が立会うべき公正証書遺言や秘密証書遺言によって遺言を残すことができます。

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2016/11/14 更新

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